装置

放射線治療装置(外照射)

1号室

 Varian社ライナック X線エネルギー:6, 15MV

 IGRT装備、IMRT(VMAT)可能、体表面4次元監視装置(AlignRT)使用可能
乳腺の息止め照射、短期照射も施行しています。

2号室

 Varian社ライナック X線エネルギー:6, 15MV

当院は血液疾患も多く、TBI、TAIを施行しています。

3号室

 ノバリスSTx(TrueBeam STx) X線エネルギー:4, 8, 6, 10MV、2017年7月から稼働しています。

 地域連携、院内紹介などを通して脳定位照射、肺定位照射、肝臓定位照射を施行しています。
頭頚部癌、前立腺癌は全例VMATで照射しています。

高線量率小線源治療装置

 VariSource iX 2016年更新
婦人科腔内照射を施行しています。タンデム&オボイド、シリンダー、タンデム&シリンダー、ロッテ式アプリケーターが使用可能です。
頸部の同定が困難な症例は婦人科でラミセルを挿入してもらいます。
CT室でアプリケータを挿入し、計画CT撮影後、MIMでコンツーリングしながら物理士が同時に計画を作成し、治療時間短縮を図っています。
月に1回婦人科と合同カンファレンスを行っています。

治療計画CT装置の更新

 当院では2016年12月に治療計画用CT(SIEMENS Definition AS)を更新しました。低被曝かつ大開口径のCTで、従来に比べ短時間の画像取得、また4次元での画像取得も可能です。このCT画像を用いて、肺等の呼吸で動く部位の放射線治療を4次元的に行うことにより、正常組織への被曝が少ない治療を実現しました。さらに義歯や人工関節等の金属によるCT特有の画像ノイズは今までスタッフが手で取り除く作業を行なっていましたが、今回更新されたCTに搭載されている先端的な金属アーチファクト低減機能を用いることにより、従来に比べて定量的で精度の高い治療を実現しました。

VMATの開始

 当科では2017年2月よりVolumetric Modulated Arc Therapy(VMAT)を開始致しました。当院におけるVMATの件数は増加しています。

 当科では2010年より強度変調放射線治療(IMRT)を実施しておりました。IMRTは腫瘍に対して集中して高線量を投与し高い治療効果を実現しつつ、周囲の正常組織の被爆を最小限として副作用の発生率の低減または重症度の低減を実現可能な最新の治療法です。

 VMATは従来から行われておりましたIMRTの進化技術です。VMATの最大の利点はIMRTの同等以上の線量分布を実現しつつ、治療時間を大幅に短縮可能なことです。従来のIMRTでは治療時間が長いために適応が制限されておりましたが、VMATによりこの問題点が解消されたため、より多くの患者さんに対してVMATによる治療を実施しています。